膣内フローラって知ってる?乳酸菌で守るデリケートゾーンの自浄力
デリケートゾーンケア

膣内フローラって知ってる?乳酸菌で守るデリケートゾーンの自浄力

by フェムケアジャーナル編集部
#膣内フローラ #乳酸菌 #デリケートゾーン #腸活

「腸内フローラ」はよく聞くけれど、「膣内フローラ」って聞いたことありますか?

実は、膣の中にも腸と同じように、たくさんの細菌が住んでいます。その数、なんと数億〜数十億個。そして、その細菌バランスが整っているかどうかで、デリケートゾーンの健康が大きく左右されるんです。

「最近なんかにおう気がする」「生理前後にかゆくなる」「おりものの様子がいつもと違う」……そんな違和感、もしかしたら膣内フローラの乱れかもしれません。

膣内フローラって何?

膣内フローラとは、膣の中に生息している細菌の集まりのこと。腸内フローラと同じように、善玉菌・悪玉菌・日和見菌がバランスを取りながら存在しています。

健康な状態では、ラクトバチルス(乳酸菌) という善玉菌が全体の約90%を占めています。このラクトバチルスが乳酸を作り出すことで、膣内のpHを弱酸性(pH3.8〜4.5くらい)に保っているんです。

弱酸性って聞くと「肌に優しい」というイメージがあるかもしれませんが、膣内では少し意味が違います。この酸性環境こそが、カンジダ菌や大腸菌などの悪玉菌の増殖を抑え、外部からの病原体の侵入を防ぐバリア機能になっているんです。

つまり、膣は自分で自分を守る「自浄作用」を持っている。その主役が、乳酸菌。

乳酸菌が減るとどうなる?

膣内の乳酸菌が減って、悪玉菌が増えてしまうと、こんなトラブルが起きやすくなります。

におい
乳酸菌が減ると、悪玉菌が作り出すアンモニアや揮発性の物質が増えて、生臭いにおいや魚っぽいにおいの原因に。

かゆみ・刺激感
カンジダ菌などが増殖すると、かゆみや赤み、チーズ状のおりものが出ることがあります。いわゆるカンジダ膣炎ですね。

細菌性膣症
ラクトバチルスが減って雑菌が増えると、グレーがかったおりものや魚臭いにおいが特徴の細菌性膣症になることも。放置すると、早産や不妊のリスクにつながるケースもあるので注意が必要です。

どうして膣内フローラは乱れるの?

膣内フローラが乱れる原因は、意外と身近なところにあります。

洗いすぎ

「清潔にしなきゃ」と思って、ボディソープでゴシゴシ洗っていませんか?実はこれ、逆効果。アルカリ性の石鹸で洗うと、膣内の弱酸性環境が崩れて、善玉菌まで減ってしまいます。

膣の中まで洗う必要はありません。外側を優しく洗うだけで十分。

ストレスや疲れ

ストレスや睡眠不足は、免疫力を下げます。免疫が下がると、普段は大人しくしている悪玉菌が暴れ出すことも。仕事が忙しい時期にカンジダになりやすい、っていう人、結構多いです。

抗生物質の使用

風邪で抗生物質を飲んだ後に、膣カンジダになった経験はありませんか?抗生物質は悪い菌だけでなく、善玉菌も一緒に減らしてしまうので、フローラのバランスが崩れやすくなります。

ホルモンバランスの変化

生理前後、妊娠中、更年期など、女性ホルモンの変動が大きい時期は膣内環境も変わりやすい。特に閉経後はエストロゲンが減って乳酸菌が住みにくくなるので、フローラが乱れやすくなります。

乳酸菌で膣内フローラを整える方法

じゃあ、どうやって乳酸菌を増やして、フローラを整えればいいのか?

デリケートゾーン専用ソープを使う

普通のボディソープではなく、弱酸性のデリケートゾーン用ソープに切り替えてみてください。pH値が膣に近いので、洗っても善玉菌を守りやすくなります。

洗うときは泡でやさしく。ゴシゴシこすらない、膣の中まで洗わない、が基本です。

通気性のいい下着を選ぶ

ムレは悪玉菌の大好物。綿やシルクなど、通気性のいい素材の下着を選ぶだけで、環境がだいぶ変わります。スキニーパンツやストッキングの締め付けも、たまには休ませてあげて。

腸内環境を整える

実は、腸内フローラと膣内フローラはつながっています。腸内環境が乱れていると、腸から膣へ悪玉菌が移動してくることもあるんです。

ヨーグルトや発酵食品を食べて、腸内の乳酸菌を増やすことは、間接的に膣内フローラにもプラスになります。

膣用の乳酸菌サプリメント

最近は、膣内フローラ専用の乳酸菌サプリメント(膣錠やカプセル)も出ています。海外ではわりとポピュラーで、再発を繰り返すカンジダや細菌性膣症のケアに使われています。日本でもネットで手に入るものが増えてきました。

個人的には、生理後や抗生物質を飲んだ後に取り入れるのがおすすめ。ただし、すでに症状が出ている場合は、まず婦人科で治療してからの方が安心です。

ストレスケアと睡眠

地味だけど、これがいちばん大事かもしれません。ちゃんと寝て、ちゃんと休む。それだけで免疫が整って、膣内フローラも安定しやすくなります。

「デリケートゾーンケア=外側のケア」と思いがちだけど、実は内側(体調や生活習慣)の影響がすごく大きい。

こんな症状があったら婦人科へ

膣内フローラを整えるセルフケアは大切ですが、症状が出ているときは自己判断せず、婦人科を受診してください。

  • おりものの色・におい・量がいつもと明らかに違う
  • 強いかゆみや痛みがある
  • 性交時に痛みや出血がある
  • セルフケアを続けても改善しない

カンジダや細菌性膣症は、きちんと治療すれば治ります。「恥ずかしい」と思わずに、早めに相談してくださいね。

まとめ:膣にも「菌活」が必要

腸活と同じように、膣にも菌活が必要。

膣内フローラを整えることは、におい・かゆみ・感染症の予防だけでなく、妊娠しやすい体づくりや、将来の更年期トラブル予防にもつながります。

洗いすぎない、ムレさせない、腸も整える。それだけでも、膣内環境はぐっと良くなります。乳酸菌っていうと「ヨーグルト食べればいい」みたいなイメージだけど、デリケートゾーンにも乳酸菌が大事って、わたしも最初知ったときは驚きました。

自分の体をちゃんと知って、自分でケアできるようになると、なんだか自信がつく。そんな感覚、わたしは好きです。


※この記事の内容は一般的な情報です。症状が気になる場合や、不安がある場合は、婦人科の受診をおすすめします。

MoistVenus のフェムケアアイテム

mybest総合1位受賞。デリケートゾーンソープ、エッセンスオイル、妊活ジェルなど、あなたのケアをサポートします。

商品を見る →

関連記事