コラーゲンと女性ホルモンの関係|更年期からの肌ケア
40代半ばを過ぎて、ふと鏡を見たときに「あれ、こんなにほうれい線が深かったっけ?」と思ったこと、ありませんか。
スキンケアは変えていないのに、肌のハリが明らかに違う。それ、もしかしたら女性ホルモンの影響かもしれません。
実は、肌のコラーゲン量って、エストロゲンと深い関係があるんです。更年期に入ると、このコラーゲンが急激に減っていく。だから「急に老けた気がする」と感じるのは、気のせいではないんですよね。
エストロゲンが減ると、コラーゲンも減る
閉経前後の5年間で、肌のコラーゲンは約30%も減少すると言われています。30%って、かなりの量ですよね。
エストロゲンには、コラーゲンを作り出す「線維芽細胞」を活性化させる働きがあります。つまり、エストロゲンが減る=コラーゲンを作る力が弱まる、ということ。
若い頃は何もしなくてもコラーゲンが作られていたのに、更年期以降はそうはいかない。肌のハリや弾力が失われて、たるみやシワが目立ち始めるのは、この仕組みが関係しています。
ちなみに、コラーゲンが減るのは顔だけじゃありません。全身の肌、髪、爪、関節など、体のあらゆる部分に影響が出ます。膝が痛くなったり、髪がパサつきやすくなったりするのも、実は同じ理由だったりします。
コラーゲン、摂るならサプリ?食事?
「コラーゲンを補いたい」と思ったとき、サプリと食事、どっちがいいの?って迷いますよね。
サプリメントの場合
コラーゲンサプリは、吸収されやすいように低分子化(ペプチド化)されているものが多いです。手軽に続けやすいのがメリット。
ただ、コラーゲンって、そのまま体内でコラーゲンになるわけじゃないんです。一度アミノ酸に分解されてから、体内で再合成される。だから「飲んだら即、肌がぷるぷる!」っていうのは、ちょっと期待しすぎかも。
それでも、コラーゲンペプチドを摂取することで肌の弾力が改善したという研究報告はあります。個人差はあるけど、継続して摂ることで何らかの効果を感じる人もいる、というのが正直なところ。
食事から摂る場合
コラーゲンを多く含む食品といえば、鶏の手羽先、豚足、魚の皮、ゼラチンなど。でも、正直これらを毎日たっぷり食べるのって現実的じゃないですよね。
それより大事なのは、コラーゲンを「作る」ための栄養素を摂ること。
- ビタミンC: コラーゲン合成に必須。柑橘類、パプリカ、ブロッコリーなど
- タンパク質: コラーゲンの材料。肉、魚、卵、大豆製品
- 鉄分: コラーゲン合成を助ける。レバー、赤身肉、ほうれん草
- ビタミンA: 肌のターンオーバーをサポート。にんじん、かぼちゃ
個人的には、サプリに頼るより、まずはバランスの良い食事を整える方が大事だと思います。その上で、足りない分をサプリで補う、くらいの感覚がちょうどいいかな。
スキンケアの見直しポイント
更年期以降の肌は、今までと同じケアじゃ物足りなくなってきます。
保湿を、もっと丁寧に
エストロゲンが減ると、肌の水分保持力も下がります。今まで使っていた化粧水だけじゃ、乾燥を感じるようになるかもしれない。
セラミドやヒアルロン酸など、保湿成分がしっかり入ったアイテムに切り替えるのもひとつの方法です。クリームやオイルでフタをすることも、若い頃より大事になってきます。
レチノールやナイアシンアミドを取り入れる
コラーゲン生成をサポートする成分として、レチノール(ビタミンA誘導体)やナイアシンアミド(ビタミンB3)が注目されています。
レチノールは効果が高い分、肌が敏感な人は刺激を感じることも。最初は低濃度のものから試してみるのがおすすめです。
ナイアシンアミドは比較的マイルドで、シワやたるみだけでなく、くすみにもアプローチしてくれます。
紫外線対策は一年中
紫外線はコラーゲンを破壊する最大の敵。特にUVAは真皮まで届いて、コラーゲンやエラスチンにダメージを与えます。
冬でも曇りでも、日焼け止めは毎日塗る。これ、ほんとに大事です。
こすらない、引っ張らない
更年期以降の肌は、物理的な刺激にも弱くなります。クレンジングや洗顔のときにゴシゴシこすったり、マッサージで強く引っ張ったりするのは逆効果。
やさしく、丁寧に。肌を労わる気持ちでケアすることが、結果的に一番のアンチエイジングだったりします。
肌だけじゃなく、体全体で考える
コラーゲンを守るために、スキンケアや食事以外でできることもあります。
睡眠不足や慢性的なストレスは、コラーゲンの分解を早めてしまう。適度な運動は血流を良くして、肌に栄養が届きやすくなる。禁煙も、コラーゲンを守るためには重要です。
更年期って、体も心も変化の多い時期。肌の変化もそのひとつ。「老化」と言ってしまうとネガティブだけど、体が新しいステージに入っているだけ、と考えると少し気が楽になりませんか。
完璧を目指さなくていい。できることから少しずつ、自分のペースで。それが、更年期からの肌ケアの基本だと思います。
※この記事は一般的な情報提供を目的としたものです。個別の症状や体質については、医師や専門家にご相談ください。